自動車のエムブレムのデザインとその由来【国産メーカー②】
井田康久です!
今回は前回に引き続き、国産自動車メーカー(トヨタ、レクサス、ダイハツ、日産(インフィニティ)、三菱)のエムブレムの意味と由来をご紹介します。
前回のブログはこちら↓
yasu-cars-bg.hatenablog.com
トヨタ
トヨタのエムブレムは3つの楕円を組み合わせたデザイン。
出典元)トヨタマーク | スペシャルコンテンツ | トヨタブランド | モビリティ | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト
トヨタホームページ にトヨタマークについて記載がありましたので引用します。
このトヨタマークは、3つの楕円を左右対称に組み合わせています。楕円が持つふたつの中心点は、ひとつがクルマのユーザー、つまりお客様の心を、そしてもうひとつがクルマのメーカー、つまりトヨタの心を示しています。そして楕円の輪郭が、ふたつの心をつなぐ世界を表現しているのです。
マーク内部のふたつの楕円の組み合わせはトヨタの「T」を表現すると同時に、ステアリングホイール、つまり自動車そのものも意味しています。そして外の楕円はトヨタをとりまくお客様や世界を象徴するものです。
レクサス
トヨタの高級車ブランドのレクサスは頭文字『L』をもとにしたデザイン。
デザインの由来は頭文字『L』以外には見当たりませんでした。
ブランド名「レクサス」の意味も公表されておらず、下記のような諸説があるそうです。
- ラグジュアリーと最先端テクノロジーを合わせた造語
- ラグジュアリーとエレガンスを合わせた造語
- ラグジュアリーとラテン語のLex(基準)を合わせた造語
- Luxury Exports to the U.S.(アメリカへの高級輸出品)の略
- ドイツ語の「Luxus(贅沢、一流)」からの造語
- 特定の意味はない
ダイハツ
ダイハツの頭文字『D』をもとにしたデザイン。
出典元)Elegance Style [Rocky] 【ダイハツ アクセサリー】
レクサスと同様に、デザインの由来は頭文字『D』以外には見当たりませんでした。
ちなみにダイハツという名は、創立の地「大阪」と創立時の社名「発動機製造株式会社」を合わせた略称「大発(だいはつ)」が由来です。
日産
日産は20年間使用していたエムブレムを今年新しくしました。
日産ストーリーズ グローバル に新デザインについてあったので引用します。
新しいロゴは、工業的でハードな印象から、上品で親しみやすく、デジタルとの親和性の高いデザインへ移行したと言えるでしょう。そして、日産が伝統的な自動車メーカーとしてだけでなく、モビリティとサービスを提供する会社へと進化していくことを示しています。
新しい日産ロゴは、『至誠天日を貫く』という創業当初から一貫して引き継がれてきた、日産の理念を変わらず表現しています
日本では展開していませんが日産の高級車ブランド「インフィニティ」のエムブレムはこちら。
出典元)INFINITI Q30 Sport Compact Crossover | INFINITI
デザインは「無限の彼方へと向かう開けた道」と「富士山」を表しています。
三菱
三菱グループの商標「三菱マーク(スリーダイヤ)」をエムブレムとしてます。
出典元)エクステリア(デリカ D:5 / デリカ D:5 URBAN GEAR) | アクセサリー | MITSUBISHI MOTORS JAPAN
かつて三菱の頭文字『M』をもとにデザインされたエムブレムが使用された時期がありました。
ですが、当時のいすゞのエムブレムと似ていて間違えられやすかったのが原因で廃止されている過去があります。
いかがでしたでしょうか。
現在の自動車業界は電気自動車への移行、自動運転、通信接続など100年に1度の大変革と言われています。
日産の新エムブレムはデジタルとの親和性を高めたデザインを採用しました。
同様に、新しい時代に合わせたエムブレムが他の自動車メーカーからも出てくるかもしれませんね。