ステランティスとは?有する自動車14ブランドをざっくり紹介
井田康久です!
ステランティスという自動車メーカーグループをご存じですか?
今年の1月にフランスとイタリアの自動車メーカーグループであるPSAとFCAの合併により誕生しました。
これにより14もの乗用車ブランドがステランティスに集まり、世界第4位の自動車メーカーとなりました。
今回は大きな合併により1つになった14のブランドはどのようなブランドなのかざっくりご紹介します。
出典元)Official Global Website | Stellantis
PSAからのブランド
プジョー
創業はフランス。
ライオンのエムブレムに、しなやかな乗り味は猫足と言われています。
映画『Taxi』をイメージする人も多いのではないでしょうか。
シトロエン
創業はフランス。
魔法の絨毯と称される乗り心地と、個性的なデザインを持つイメージ。
1955年にデビューした前衛的なデザインの「DS」は宇宙船と呼ばれ、DSブランドは2015年にシトロエンから独立しています。
DSオートモビルズ
2009年にシトロエンの高級ブランドとしてスタート。
先に書いた通り2015年には単独のブランドとして独立しました。
オペル
創業はドイツ。
オペルと言ったらヤナセという個人的なイメージがあります。
2006年には日本での販売は終了していましたが今年の夏に再上陸。
本国ドイツでは大衆車のオペル。日本ではどのような販売戦略をとるのでしょうか?
ヴォクソール(ボクスホール)
創業はイギリス。
車種のほとんどが同じPSAグループであるオペルのイギリス向けバッジエンジニアリング*1。
FCAからのブランド
フィアット
フィアットはイタリア最大の自動車メーカーです。
自動車のみならず鉄道、船舶、航空機などの分野も扱います。
日本では「FIAT 500(チンクエチェント)」のかわいい車体を思い浮かべる人が多いでしょうね。
マセラティ
三叉の銛"トライデント"のエムブレムを持つイタリアの高級車ブランド。
「優雅」、「ラグジュアリー」という言葉がよく使われている印象です。
アルファロメオ
創業はイタリア。
同じイタリアのフィアットは大衆向け、マセラティは高級とすると、アルファロメオはその中間に位置する感じでしょうか。
モータースポーツ、デザイン性、情熱のイタリアをイメージする人が多そうです。
アバルト
サソリのエムブレムを持つFIAT 500を見たことありませんか?それが「アバルト 595」です。
アバルトはフィアット車をベースとした高性能チューニング会社です。
ステランティスホームページには「アバルトは運転するのが楽しいという意味」と紹介されています。
ランチア
創業はイタリア。
ランチアと言ったら「ストラトス」「デルタ」などラリーでの活躍。
世界ラリー選手権(WRC)で史上最多の勝利をおさめています。
現在はプレミアムコンパクトカーの「イプシロン」のみ扱っており、日本での販売はありません。
クライスラー
SUVと並び人気カテゴリのミニバンを創造したのはクライスラーです。
一時期ミニバン「ボイジャー」は見かけたものですが、現在はクライスラーブランドは日本では販売されていません。
以降4ブランドの創業はすべてアメリカです。
クライスラーはその中のセダンやミニバンを扱うブランドになります。
ジープ
小さい頃はジープはブランド名ではなくセダンやミニバンのようにカテゴリの一つと思っていたほど、ジープ=四輪駆動車(SUV)というイメージが強くありました。
アメリカ4ブランドの四輪駆動車・SUVを扱います。
ダッジ
大排気量のアメリカ車をあらわすマッスルカーと言われる個性的な乗用車を扱っています。
ラム
ダッジの人気車種ピックアップトラックの「ラム」がダッジから分離、単独ブランドとして生まれたブランドです。
商用バンなどもを扱います。
14ブランドをざっくりと紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
ステランティスは様々な国のブランドが集まる多国籍自動車メーカーでした。
100年に一度の大変革期と言われる自動車業界。
これからも大合併や技術革新など大きなニュースは出てくるでしょう。
自動車業界の今後を見守っていきたいと思います。