秋は自動車事故が増え始める季節 その原因と対策は?

井田康久です!

自動車事故が増加する時期をご存知ですか?

警視庁が公表している年間の交通事故の特徴についてまとめた「令和4年における交通事故の発生状況について*1」に記載の月別交通事故死者数の推移は以下のとおりです。

 

出典)「令和4年における交通事故の発生状況について」スクリーンショット

 

年によって多少ばらつきはありますが、9月辺りから年末にかけて交通事故死者数が増加しているのがわかります。
では、なぜ秋から交通事故による死者数は増加するのでしょうか?


自動車事故増加の原因

季節によらず交通事故が多い時間帯として薄暮(はくぼ)時間帯があります。
これは日没前後の1時間、明るさが急激に変化する時間帯を言います。
気づいたら周囲が暗くなっていてヘッドライトの点灯が遅くなってしまうのが事故の原因と言われています。

 

そして秋は夏に比べ日没の時間が早まるため、夏の感覚でいて明るさの変化に慣れていないとヘッドライトの点灯がさらに遅れる傾向が出てきます。
また、日没時間の早まりにより学校や仕事の帰り、夕飯の買い出しなど歩行者が多い時間と薄暮時間帯が重なってしまうのも自動車事故が多くなる原因です。

 

他の事故増加の原因として秋と冬の西日は他の季節と比べまぶしく、視界が悪くなるのも事故原因のひとつです。
(秋冬の太陽の明るさが増すのではなく、太陽の角度が視界に入りまぶしいと感じる時間帯が長いのが原因)

 

出典)美しい無料画像と写真の数々 | Unsplash


対策

周囲が暗くなり歩行者などに気づくのが遅れてしまうが事故原因のひとつです。
対策として薄暮時間帯には早めのヘッドライトの点灯が効果的です。
ヘッドライトの点灯は周囲を照らすだけでなく、私はここにいますというアピールにもなります。

 

西日の対策はサンバイザーの活用、サングラスを使用するなどして視界を確保しましょう。

 

最後に季節・時間帯にはよりませんが、適度に休憩をとりリフレッシュした状態で安全運転を心がけましょう。