車の運転中に地震が発生!ドライバーが知っておくべき対処方法

井田康久です!

 

東日本大震災から今年で10年。
地震は台風などと違い予測ができず、突然やってくるものです。
車の運転中に大きな地震が発生した場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
今回は運転中の地震発生時にやるべきことをまとめました。

f:id:yasu-cars_bg:20210317174830p:plain
f:id:yasu-cars_bg:20210317174840p:plain

出典元)かわいいフリー素材集 いらすとや

 

安全な場所に車を停める

地震で驚き、急ハンドルや急―ブレーキをしてしまうのは追突事故の元。
慌てずハンドルをしっかりにぎり、ハザードを点灯、ゆっくり速度を落とし、ゆっくりハンドルを切り、道路外に停めましょう。
道路上で停める必要がある場合は、道路の左側に寄せゆっくり停車します。

ハンドルをしっかり握るのは、地割れやガレキによってできる凹凸にハンドルを取られないために。
ハザードは他の車が地震に気づいていない可能性があるので、周囲への注意喚起のために。
道路外(または道路の左側)に停めるのは、救急車や消防車など緊急車両が通行できるようスペース確保のために必要なことです。


揺れが収まるまで待機

自動車は凹凸による衝撃を和らげるサスペンションがあり、地震の揺れに気づきにくくなります。
それでも感じる揺れという事は、大きな地震といえるでしょう。
慌てて車から降りるのは危険なので、揺れが収まるまでは車内で待機するのが安全。


その間、ラジオやスマートフォンで交通情報、地震情報、ニュースなど情報収集を行います。
道路外に駐車できる安全な場所や近くの避難場所を探したり、情報と周囲の状況をもとに行動するための準備です。


車を置いて避難

基本、車での避難はさけます。
渋滞や道路の破損によって避難はスムーズにいかず危険なうえ、自身の車が渋滞の原因に。
渋滞は緊急車両の通行の妨げになります。


津波警報が出ているなどやむを得ない場合は、道路の状態や停電による信号機の停止などに注意をして運転をしましょう。

 

車を降りる際は、エンジンを切り、サイドブレーキをかけ、窓を閉め、キーはつけたままにします。
キーレスエントリーの場合は、スピードメーター周辺など車内のわかりやすいところに置きましょう。
ドアのロックは解除したまま、貴重品をもって車から離れます。
(可能であれば車内の見えやすい位置に連絡先を記したメモを残しておきましょう。)


キーを残す理由は、停めた車が緊急車両の通行の妨げになっている場合、移動ができるようにするためです。


高速道路で地震にあったときは

街中と同様、急ブレーキや急ハンドルは厳禁。
ハザードを点灯し、慌てずゆっくりスピードを落とし左側路肩に停車します。
長大なのり面下やトンネル入り口では崩落の危険があるので極力避けて停めましょう。

 

f:id:yasu-cars_bg:20210317175205j:plain

のり面:切土や盛土により作られる人工的な斜面

引用元)写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

 

路肩に停車後は追突されないよう、ハザードを点灯、停止表示板を見えやすい位置に置きます。


車内や路肩には残らずに、非常駐車帯やガードレールの外など安全な場所に移動。


車から離れる際は、エンジンを切り、窓を閉め、キーはつけたまま、ドアのロックは解除したまま、貴重品を持ち出します。
(可能であれば車内の見えやすい位置に連絡先を記したメモを残しておきます。)
警戒宣言が出されると高速道路は緊急輸送道路となります。車が移動できるようにしておきましょう。


サービスエリアなどの拡声放送に道路情報板やハイウェイラジオ、警察や高速道路会社のパトロールカーによって情報提供がされます。
情報に応じて行動しましょう。

 

突然の地震によって冷静さを失い、すべてを完璧にできるかはわかりません。
ですが、知っていると知らないではその後の行動に大きな差が生まれると思います。
普段の安全運転に加え、地震というもしものときの対処方法を知っておくことで、より安全安心な車生活を過ごしましょう!