3ナンバーと5ナンバーの違い、税金の影響は?ざっくり解説
こんにちは、井田康久です!
ネットの記事を見ると「ついに3ナンバーへ」「5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへ」など3ナンバーについて書かれています。
3ナンバーになってサイズに影響がある事がわかっても、5ナンバーとの違い、他にどんな影響があるのかわからない人が多いのではないでしょうか。
今回は5ナンバーと3ナンバーの違い、違いによる影響についてざっくり解説したいと思います。
車体の大きさの違い
5ナンバー、3ナンバーで車体の大きさが違うことは知っている方は多いと思います。
5ナンバーの車は以下のサイズの人の輸送に使われる小型車を言います。
- 全長4.7m以下
- 幅 1.7m以下
- 高さ2.0m以下
このサイズのいずれかを上回り、乗車定員が10人以下の普通自動車が3ナンバーになります。
排気量の違い
5ナンバーの排気量は以下になります。
- 660ccをこえる
- 2000cc以下
2000ccをこえると3ナンバーになります。
ちなみに660cc以下は軽自動車になります。
これらの車体のサイズと排気量のいずれかを3ナンバーの条件を満たすならば3ナンバーの車になります。
両方ではなくどちらか一方の条件で3ナンバーになります。
税金の違い
サイズの小さい5ナンバーは税金が安く、大きい3ナンバーは税金が高いとは一概には言えません。
税金に影響があるのは排気量だけで、車体のサイズは影響しないからです。
税金は以下のように500ccごとに変わります。
出典元)令和元年10月 変わります!クルマの税 [CHANGE CAR TAX]
このように車体が大きく3ナンバーサイズでも排気量が小さければ税金は安く、
車体が小さくても排気量が大きければ税金が高くなります。
排気量以外にも自動車重量税やエコカー減税などが絡むので、5ナンバー、3ナンバーで税金の高い低いは言えません。
【余談】
上の図に引下げ前の税率・引下げ後の税率とありますが、令和元年10月から自動車税が変わるようです。
詳細は経済産業省のリンクを貼っておきますのでご確認ください。
ナンバープレートの違い
以下のナンバープレートは5ナンバーのナンバープレートになります。
見分け方は「多摩」の右側、分類番号のはじめの数字、この場合は「500」のうちの「5」が5ナンバーを表します。
分類番号が5、50番台も5ナンバーです。
分類番号が3、30番台、300番台は3ナンバーになります。
ちなみに7ナンバーもありますがこれは5ナンバーと同じです。
なぜ7ナンバーが5ナンバーと同じなのかというと、車が少ないころは分類番号が5の1桁で足りていたのが、
車が増えるにつれ1桁では足りず2桁へ、2桁が埋まり3桁へ、さらに埋まってしまったので5の代わりに7が使われるようになったためです。
2018年1月には下2桁にアルファベットがはいったナンバーが交付されたそうです。
まとめ
ざっくりまとめると以下になります。
- 既定の車体サイズ以下の小さい車が5ナンバー、既定のサイズをこえる大きい車が3ナンバー
- 排気量2000cc以下が5ナンバー、2000ccをこえると3ナンバー
- 上記のどちらか一方でも3ナンバーの条件を満たすと3ナンバー
- 分類番号のはじめの数字が5なら5ナンバー、3なら3ナンバー(7ナンバーは5ナンバーと同義)
税金にも関係することなので、頭の隅に入れておくと車の見方が少し変わるかもしれませんね。