雪道やアイスバーンでの必須アイテム チェーンの種類と特徴について

井田康久です!

 

スキーやスノーボードの季節、スキー場に向かう際に注意したいのは雪道やアイスバーン(凍結した路面)での運転ですよね。

そこで必須となるのがタイヤチェーン。

2018年には指定区間ではスタッドレスタイヤ装着車であってもタイヤチェーンの装着が義務化になったこともあり、使用する機会が増えていると言えます。

今回は持っていれば安心なタイヤチェーンの種類とその違いを解説します!

 

チェーンの種類(1) 金属製

金属製のチェーンはその名の通り鎖でできているタイヤチェーンです。

 

形状には、はしご型(ラダー型)と亀甲型(リング型)があり、はしご型は横滑りに弱く、亀甲型は横方向にもグリップ性能を発揮します。

下記画像の一番左がはしご型、一番右が亀甲型、中間の形状もあります。

 

f:id:yasu-cars_bg:20200111094115g:plain

出典元)JAFクルマ何でも質問箱

 

金属製はグリップ力が強く雪道やアイスバーンでの走行性能が高いといわれています。

非常に丈夫なためちゃんとメンテナンスをすれば長く使用することができ、ランニングコストの面や比較的安価に購入できるのも魅力。

収納場所も取らないので常時トランクに入れておくことができ、突然の雪にも対応できるのも良い点です。

 

金属のため走行時の騒音や振動が大きく乗り心地も固くなり、メンテナンスをしないと錆びてしまう点がデメリット。

また雪がない道路ではアスファルトを削ったり、摩擦によってチェーンが切れてしまう可能性があり、道路状況によってこまめな取り付け取り外しが必要となってしまいます。

 

安全性や耐久性の面から走行速度は 30km/h 以下が推奨されています。

 

チェーンの種類(2) 非金属製(ウレタン&ゴム製)

非金属製のタイヤチェーンはウレタンとゴム製のものが主流。

 

グリップ力が強く雪道やアイスバーンでの走行性能が高いです。

軽量で取り付けが簡単で、錆びることがないのでメンテナンスも簡単。

走行時の騒音や振動も抑えられ乗り心地がよいのも魅力です。

 

折りたたむことができないので携帯性が悪く、持ち運ぶには場所を取ります。

また金属製チェーンと比べ高価なところもデメリットです。

 

走行速度は 50km/h 以下が推奨されています。

 

チェーンの種類(3) 布製

タイヤへの装着が非常に簡単で、薄いためホイールハウスとタイヤのすき間が小さい場合も取り付けが可能。

走行時の騒音や振動がほどんどなく快適性が高いです。

布製のため軽量、コンパクトに収納ができ場所を取りません。

 

デメリットは金属製や非金属製タイヤチェーンと比べグリップ力に劣る点。

布製のため耐久性が低く、雪のない道路では破損してしまう可能性があります。

また、チェーン規制がかかっている道路では走行できないことがあるそうです。

 

いざという時の緊急用として常にトランクに入れておくと良いかもしれませんね。

 

f:id:yasu-cars_bg:20200111104610g:plain

出典元)JAFクルマ何でも質問箱

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

それぞれのチェーンにメリットとデメリット、特徴があります。

走行性能、装着の容易さ、収納スペース、コスト面など検討する点はいくつかあります。

タイヤサイズに合うものを選ぶのはもちろんですが、金属製であれば工業標準化法の定めるJISマークのあるもの、非金属製であれば日本自動車交通安全用品協会規格の定めるJASA認定票のあるものを選ぶのが安心です。

 

自分と車にあったタイヤチェーンを装着して、寒い季節の運転を安全にすごしましょう。