ディーゼルエンジンとは？その特徴とガソリンエンジンとの違いについて
井田康久です！
ディーゼルエンジンと聞いてどんなイメージをするでしょうか？
ガソリンエンジンと違い、ディーゼルエンジンは燃料に軽油を使用すること。
一昔前では大型のトラックやダンプカーが排気ガスをもくもくさせているようなイメージがあったと思います。
最近では技術の進歩により環境に良いクリーンディーゼル車が登場するなど、国産車で導入例が増えてきました。
以前から欧州では力を入れていて、メルセデスベンツなど高級ブランドがディーゼルエンジンの車をつくっています。
今回はそんなディーゼルエンジンとはどのようなものなのか？特徴やガソリンエンジンとの違いをご紹介します。
ディーゼルエンジンの特徴・メリット
- 燃費がいい
ガソリンエンジンと比べ燃費がいいです。
1リッターあたりの価格も軽油はガソリンと比べ20円近く安く、お財布にやさしい。
- 低回転でトルクがある
トルクがあると加速がよく、高速道路での合流や坂道での運転が安心です。
- 構造上シンプルで頑丈に作られており壊れにくい
ガソリンエンジンにはガソリンを着火する点火プラグというものがありますが、ディーゼルエンジンにはなく構造がシンプルです。
燃費がいいのと相まって二酸化炭素の排出量が少ないです。
クリーンディーゼルと呼ばれる環境に良いディーゼルエンジンは補助金やエコカー減税の対象になっています。
ディーゼルエンジンの特徴・デメリット
- 振動や騒音など静粛性が悪い
構造上、振動や騒音が大きくなりがちです。
車外でアイドリング時のエンジン音を聞くとガラガラといっているのがわかります。
ですが、技術の進歩で振動も少なく、静粛性も良くなっています。
- 排気ガスに有害物質が多い
排気ガスにNOx（窒素酸化物）、PM（粒子状物質）が多く含まれます。
これらは体に害を及ぼすので、触媒などをもちいて取り除く対策をしています。
- 製造コストがかかる
有害物質を除去する仕組みや、構造上頑丈に作る必要があるため製造コストがかかり、値段が高くなります。
- 大きく重い
頑丈に作るため大きく、重くなってしまいます
- 高回転が苦手
エンジンが高回転しないと最高速度が出ません。
多くのディーゼルエンジンはターボチャージャーを組み合わせることで対策をしています。
出典元）MAZDA3｜5ドアスポーツ・ハッチバック（ファストバック） / 4ドアセダン｜マツダ
ディーゼルエンジンの進化は進み、マツダが開発した SKYACTIV-D（新生代高効率クリーンディーゼルエンジン）は高価格な有害物質除去装置なしで排出ガス規制をクリアしています。
ディーゼルエンジンのデメリットであった騒音や振動、有害物質の排出は技術の進歩で改善されてきました。
ディーゼルエンジンはデメリットが解消され、燃費が良くトルクもあるというメリットもたくさんです。
今まで車選びの候補として挙げてこなかった方も、選択肢の一つにしてみるのはいかがでしょうか。
